ネタが尽きてしまったので、前の職場の話など。
前の職場は業種でいうと「製造業」にあたるので、安全対策は特に厳しかったです。
どれだけ厳しいかというと、月1で「安全宣言&確認の打合せ」があり、また他業種で起こった
事故に対して自社では安全対策されているかを打合せ、現場をチェックするといったものです。
事務職だった自分も例外なく対象でした。
「かかとの高いヒールは×、万が一のためにサンダルも×」、「現場に行く際はデニム生地の服は×」
靴はともかくデニム生地がアウトって何で?と思うでしょう。万が一、工場内に立ち入り機械に
挟まれた場合、布が切れないのでそのまま身をもっていかれるのを防止するためとの事。
...想像するだけで怖いです。
(そもそも書類を持っていくことはあっても、工場内を立ち入ること自体ないのですが...)
そんなある日の事、同僚の1人が両手をぐるぐる巻きにされて帰ってきました。
「どうしたの?」と聞くと、苦笑いで「ヘマしちゃったよ」と顔をしかめ言いました。
「試作品のラインからサンプルを持ち上げたら、思っていたより(ガラス)熱くてさ~。
落として割っちゃう訳にもいかないから堪えてすぐに台座に乗せたんだけどね......やっぱり
火傷しちゃったよ...」
ちなみ取り扱っていた製品は耐圧ガラス製なので滅多なことでは割れないのですが、
割れた場合の切り口はかなり鋭いです。万が一破片が体内に入った場合はかなり危険なので、
彼は我慢して持っていた訳ですが......。
「...労災報告...大変ですね...」
「言うなよな~。今、それをどうやって書くか悩んでいるんだから...」
両手が火傷しても書かなくてはいけない労災報告書。
ちなみにこの労災報告書。怪我をしなかったとしても不安全報告書を出さなくてはいけないのでした。
どっちに転んでも面倒な書類が待っているわけです。
でも、それが徹底していたからこそ今になって思えば、日本の物づくりは安全面に配慮されたもの
も多いのだと思うのでした。
