【この人達は警察官ではなく、絶対に強盗です!】
とにかく、娘に何かあっては大変だと、ニコニコしながら、また、警戒している雰囲気を出さずに、
「あなた、知らないんですか?日本には、暗証番号なんて存在しないんです。
私、一度も暗証番号を、もらった事がありません!」
と、言いました。
結構凄まれましたが、「知らない」の一点張りで、全て返してもらい、たぶん強盗と思われる
2人から、
「安全に気をつけて、良い後旅行をぉ!」
なんて言いながら手を于振っていました。
こちらも、満面の笑みを浮かべて、
「ご親切にありがとうございましたぁ~。」
と嘘のお礼まで言いましたが。
そして、ふと気が付くと・・・あのイタリア人のお兄さんがいませんでした。
このトラブルの発端である、あのお兄さん・・・、
(あ~、グルだわ!)
途中から、無線らしきものが出てきて、警察の本部と連絡しているようでしたが・・・
どう見ても、録音する機械にしか見えませんでしたし、偽札かどうか調べるライトも、
どう見ても、小さい懐中電灯にしか見えませんでした。
娘は、とにかく震えていましたが、
「普通の顔をして歩きなさい!」
と言い聞かせ、にぎやかなセンターまで行き、ホッと息を付きました。
初めての事でしたので、私は、上手く話ができたのか・・・クレジットカードの暗証番号を
言ってしまってはいなかったのか・・・少し不安でした。
とにかく、返されたクレジットカードを点検しました。
クレジットカードではなかったのですが、2つのデパートのポイントカードが無くなって
いました。
(やっぱり、強盗だったんだぁ~。)
「良かった・・・あれは何にも使えないし、たった1枚のお札、20€は無事。」
これからどうしましょうか・・・。
直ぐに警察に行きました。
とにかく、直接の被害はなかったものの、こうして強盗がいるということは、しっかりと
警察に知らせなくては・・次に、また誰か観光客が狙われる・・と思いました。
<続く>

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