ある夏、娘と、ある国のある都市で何日か過ごしました。
土曜日の夕方、ちょっとお買い物をして、夕食を食べるために、センターに出る事に
しました。
ホテルがオフィス街にあったので、ショッピング街へは、ビルの谷間を歩いて
行きました。
土曜日でしたので、人がいなくて、ちょっと寂しい感じがしていました。
すると、外国人の20歳半ばくらいの観光客らしい男性が、私に近寄って来ました。
「イタリアから来たばかりで、ママとパパと離れちゃったんだけど・・・ここは一体、
どこら辺なの?」
「私だって・・・良くわからないけれど・・・地図からすると・・・・。」
どのくらい滞在するのか・・これからどこに行くつもりなのか・・・など、ちょっとだけ
話していると・・・いきなり・・・
「手を挙げろ!!」
と、2人の警察官が近寄ってきました。
私は、直ぐに娘を庇うように、手を挙げました。
2人の警察官は、私達のパスポートの提示を求め、そして、質問を始めました。
「今の男から、何か悪い物を買ったのではないか・・。」
と言うことでした。
余りにも唐突過ぎて・・・でも、きちんと説明をしました。
すると、
「最近、偽札が横行している。あなた達も、持っているのではないか!?」
と言う事で、娘と私の財布の中味を見ました。
しかし、私は、旅行先では、現金を殆ど持ちませんので、そのときも1枚だけのユーロを
差し出しました。
その警察官達は、そのお札をチェックして、直ぐに返してくれました。
そして、クレジットカードの提示も求められ、6~7枚のカードを出しました。
1枚1枚確かめては、
「このカードの暗証番号は何だ?」
と聞いてきました。
そこで、やっと気が付きました・・・、

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