父と水泳 ①

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私の父は、学生のころからずっと水泳畑一筋。

 

そして、家には毎日のように、大学の水泳部の学生がご飯を食べに来ていました。

地方の高校でスカウトをした学生が、東京で下宿生活をしていたので、ロクなものを

食べていないだろうからと・・・家は、彼らにとっては、『食堂』でした。

電車がなくなって帰れない学生達は、みんな、家に泊まって行きました。

 

家には、大きいお釜がありました。

大きい大きいおなべもありました。

お茶碗も、お箸も、たくさん!それはそれは、たくさんありました。

 

夏には、たくさんの水泳大会がありますので、毎日のように学生と共に父は

大会に行っていました。

みんな、真っ黒でした。

とにかく、黒いと言うのでは足りない・・・ドス黒い。

 

小さい時に、一度、学生達の練習風景を見る父に連れられて、プールに

行ったことがあります。

私は、まだ泳げなかったのに、水着も持たされて・・・。

 

水着を来て、プールサイドに立った私を見て、父は、いきなり、私を持ち上げ、

プールに投げ込んだのです。

心臓が止まるかと思いました。

おぼれる私・・・、アップアップして・・・。

大学の競泳用プールでしたので、深くて深くて、足なんて届きませんでした。

 

すると私の限界を感じた父は、学生に、私を救い上げるようにと、命令をしました。

(ぐ・・ぐ・・軍隊みたい!)

 

一斉に学生達が、プールに飛び込み、私を助け出してくれました。

そのときの学生達・・・神様でした。

死にそうでした!殺される!!

「でも、泳げるようになるには、これが一番。体で覚えるのが一番!」

と父。

(でも、泳げるようになる前に、私、死んじゃう!)

と思った私は、スイミングスクールに入りました。

あ~ホッとした。

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このページは、akinagaが2011年7月19日 18:49に書いたブログ記事です。

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