オーストリア・ウィーン ①

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ある時期、毎年新年に、ウィーンの国立オペラ座において、『日本文化紹介』として

コンサートが開かれていました。

日本から参加した人達が、日本の歌を歌い、それに合わせて浴衣を着たり、着物を着たり、

みなさん1年を通じて練習をしていたそうです。

 

初めて、ウィーンに訪れた時、初めてこのコンサートの切符をいただきました。

そして初めて、国立オペラ座へ足を踏み入れるということで、緊張をしました。

 

開演時間の1時間前に到着すると、もう、たくさんのお客様でフロアーは溢れていました。

皆さん、ヨーロッパの方々でした。

ということは、この日本のコンサートを外国の方々が観るということでした。

日本が好きで、毎年、このコンサートを楽しみにしている方々であるという説明を受け、

驚いてしまいました。

新年のイベントということで、皆さん本当に綺麗に着飾っていました。

 

会場が始まりました。

席に座って周りを見渡しました。

この国立オペラ座は、1度空襲によって焼け落ちていて、当時の姿そのままに復元されて

いるそうです。

内装は、やはり日本の物とは全く違いますが、私には、表現力がないので、言い表せない

くらいとても、とても素敵です。

・・・歴史の匂いがしました。

日本が鎖国を解いて、やっと外の世界と交流し始めるころ・・このオペラ座が建てられたのです。

そして、モーツァルトが演奏をした・・・とのこと・・・同じ時を刻み、違う文化を築いてきたことは、

私にとっては、とても不思議に思えることでした。

 

やがて客席は満席になりました。

ふと目に止まった一人のマダム・・・手には、マリオネットを持っていました。

皆さん、カップルや家族単位で座っているのに、そのマダムは、1人でした。

そして、マリオネットに何か話しかけ、マリオネットと一緒に、オペラ座の内部を見回して

いました。

とても上品な、マダムでした。

 

この世界には、色々な人が、それぞれのライフスタイルを持っていて、そして、それぞれの

歴史があり、会話を交わす機会がなくても、こうして出会う。

この人生の不思議。

やがて暗転、コンサートが始まります。


                                                 <続く>

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このページは、akinagaが2011年8月 8日 20:38に書いたブログ記事です。

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