【初めてウィーンを訪れて、新年の日本文化紹介コンサートを国立オペラ座で観ました。】
会場が暗転。
舞台にライトが当たると、そこには浴衣を着ている日本人の子供達が立っていました。
その瞬間、会場が感動のため息に包まれました。
どうやら、「浴衣」がその要因でした。
そして、日本語で『夏の歌』が次々に歌われていきました。
そのうちの一人が、極度の緊張からか、舞台で座りこんでしまい、立てなくなりました。
直ぐに、舞台袖から日本人のアシスタントらしき人が出てきて、退場させましたが・・・。
日本で一年間、この日のために練習をしてきて、いざウィーンで舞台に立っていたら、
疲れが一気に出てしまったのでしょう。
その後、日本舞踊、和太鼓のショー、日本人によるオペラ、次々、私にとっては日常のもの
でしたが、客席からは、拍手、そして、ブラボーの連続でした。
最後には、ウィーン・日本人の学生、ウィーン・日本人の有志による、『ドナウ川のさざ波』が
ドイツ語によって大合唱されました。
この歌は、きっと世界中の人が1度は耳にしているものです。
一気に会場が、一つになりました。
こうして、幕は下りました。
余談ですが・・・・、
次の年、また行く機会があり、同じ会場に足を運びました。
なんとあのマリオネットのマダムが来ていました。
違う場所で、違う時間を過ごして、そして、ここでまた出会うことができた、それこそ奇跡に
感動してしまいました。
次の年、再び訪れることができました・・・そのマリオネットのマダムは、来ていませんでした。
(病気かしら・・・。)
とても、心配になった私でした。
次の年、再び、マリオネットとマダムが会場にいました。
ホッとしたと同時に、(いずれまたお会いしましょう・・・)と、心の中で願った私でした。
ウィーンでのステキな思い出でした。
<完>

コメントする